Web学会参加

院長の廣澤です。

 ブログ更新が久々になってしまいましたが、2023年3月19日に開催された第6回日本臨床肛門病学会学術集会にWeb参加しました。

 

 勤務医の頃と違って、開業してからは他の医師の手術を見ることがめっきり少なくなってしまい、他施設の著明な先生方がされている手術ビデオをたくさん見ることができて大変有意義な1日でした。

 

 今回のテーマは「脱肛(内外痔核)の手術療法」でした。私の個人的な印象ですが、特に無床の日帰りクリニックでは今後、「E3・A(イーサンドットエー)」が内外痔核の標準術式になっていくのではないかと思いました。

 これは、外痔核切除・剥離を歯状線まで(もしくは越える)行い、その後ALTA注射による硬化療法を行うもので、再発率が低いにも関わらず、疼痛や出血などの合併症も少ないバランスの取れた術式であると言えます。

 

 当クリニックでも採用しておりますが、1つのやり方ですべての症例に対応するのは難しくそれぞれの症例でアレンジを加えることがとても重要だと思っています。

 

 痔核の手術に限らないですが、成績が良く合併症も少ない手術を今後も追及していきたいと心新たにする1日でした。